行け! せんべろ探検隊。

千円でべろべろに酔える店を彷徨う、せんべろ探検隊ストーリーです。探検隊だから、時には、危険なまんべろも。いざ、せんべろ劇場へ! まぐまぐで、メールマガジンを発行してます。ほぼ週末に人気記事を発送してます。

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四万十

四万十『ビアハウス四万十』(高知)深夜食堂は四万十やけん。

焼きそばと四万十の青のり。12231475_848362781927809_1559722714_n

 映画『深夜食堂』の原作者、阿部夜郎さんのトークショーがあると云うので、えっちゃんに誘われて行ってきた。

「ソース焼きそばに四万十川の青のりをかけると香りがよくなるって、セリフが深夜食堂にあるんよ。原作者は、絶対、四万十の人やって思った」と、川漁師のえっちゃんが云った。
 漫画家の阿部さんは、四万十出身だそうだ。
「四万十の人がモデルやったりするんで」と、えっちゃんが歩きながら自慢げに云う。
 酒飲みのえっちゃんは、ドラマを見ていると飲みたくなる。僕もそーだ。映画でも、飲むシーンが基本である。これでは飲まずにいわれないじゃないか。
 で、
「もう、たまらん、飲みに行こう」と、トークショーが終わったらえっちゃんが云った。

 どこにしよかと、僕が訊くと、
「ビール飲みながら、ソース焼きそばが食べたい」と云う。
 つまり深夜食堂のドラマで見たみたいにだ。なので僕たちは『ビアハウス四万十』に行くことにした。
 あそこなら、ソース焼きそばが食える。ドラマさながらタマゴが乗ったやつだ。
「漫画読んでると四万十の人やなぁ、と思うシーンが出てくるんよ」
「どんな?」
「よう分からんけど、四万十らしさがる」
「あれって新宿あたりの店だろ」
「大阪とはちゃうねぇ」
「でも、どっか四万十の風が吹いてるけんよ」
 そんな風は僕には分からなかったけど、住んでいる人には思い当たる節があるのかもしれない。
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 僕たちはビールで乾杯をして、鰹と蛸酢を頼んだ。ソース焼きそばもね。
「タコにした赤いウィンナーも食べたい」と、えっちゃんが云った。
 深夜食堂の第一話に出てくるツマミだ。油でパリッと炒めた赤いウィンナーは魅力的だったけど、ここは深夜食堂じゃないからなぁ。
「えっちゃんの料理って、旨いよねぇ」
 何度か食べたけど、彼女は料理が上手い。ただ、ちょい豪快な男の料理だったりする。
「ビールを飲みながら料理するのが、ええ」
 やはり男の料理である。
「キッチンドランカーかよ」
「えいやんか。休みの午後に、ビールを飲みながら煮物とか作ってると、なんか幸せになるんや」
 僕もパスタを茹でながらキリッと冷えたビールを飲むのが好きである。暖かい湯気が時折漂う中で飲むビールって旨いんだよ。
「深夜食堂やれば、人気がでるかもね」
「せやねぇ」
 そう云うと、彼女はビールを飲み干しお代わりをした。
「四万十でやる?」と僕が訊くと
「うちなら大阪や」と、彼女はご機嫌な調子で云った。
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 四万十は遠い。
 高速道路が途中でなくなるし、高知空港からも結構ある。ただ、それだからこそ魅力的な何かが残っていた。食にせよ、人情にせよ、心惹かれるものがあった。えっちゃんは、それを深夜食堂の原作に感じ取っているのかもしれない。
 よそ者の僕たちには分からない、四万十のなにか・・・。

「川漁師は面白い?」と、僕が訊いた。
 えっちゃんが、始めた四万十の川漁師体験の事業だ。四万十の伝統的な漁法を体験させてくれる。
「おもろいで。ただ待ち時間が大変やけど」
「ビール飲みながら待つのは?」
 えっちゃんが舟の上でビールを飲みながら、スマホを眺めている姿が見えるような気がした。
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「今度、舟の上で飲もう! 酒、用意するけん」と、えっちゃんが云った。
 えっちゃんがビールのお代わりを頼む。僕もだ。

 ソース焼きそばには、生卵が落とされていた。
 ドラマでは目玉焼きだったけど、ここは生卵だ。ジュージューいっている間に混ぜると、タマゴが固まって深夜食堂で見た焼きそばになっていった。そーなると、四万十の青のりが欲しいなぁ。
 えーっと、青のりありますか?
<取材 エツコ@パラダイス 記事 紙本櫻士@コピーライター>
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ビアハウス四万十
住所 高知県四万十市中村天神橋27
電話 0880ー34ー0355
交通 中村駅から1400メートル
営業 17時から22時30分
定休日 第三月曜日
2千円ちょいでした。
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「ええ体してるやん。せんべろ隊に入らへんか?」
年齢・経験不問。お酒が飲めなくても安心して活動できます。
【全国で活躍するせんべろ隊員たち】
大阪せんべろ隊長 紙本櫻士@コピーライター
      隊員 サナエ@女優 みーやん@ギタリスト エマ@野菜ソムリエ c@ab なるみ@おかえり
         かおりん@シャンボール ハラタク@じもてぃ ホソカネーゼ@らふぃね
         沙也加@すくもー 乾@八尾YEG トモコ@吹田YEG
東京せんべろ隊長 にしやん@上々颱風
      隊員 ひろみ@デザイナー ナホ@バイオリニスト
下町せんべろ隊長 ジュンイチ@八木商店
      隊員 アラピー@キャンプ命
土浦せんべろ隊長 ススム@ミック
掛川せんべろ隊長 川人拓也@伝える人
会津せんべろ隊長 吉川@ジュニエコ100開催地だ! ユウシ@会津YEG
浦和せんべろ隊長 かおりん@もつ命
      隊員 サヨコ@ピアノ命 まゆゆ@ピンク命 弓子@キャベツ千切り
全米せんべろ隊長 としゆき@カマス・ワシントン
盛岡せんべろ隊長 アキ@盛岡美人
土佐せんべろ隊長 エツコ@パラダイス

※行け! って感じのせんべろモデルはmaiちゃんです。感謝!!!
撮影 田原慎一

四万十『誠道』(高知)四万十のうなぎ、旨いぜよ。

12030743_830320403732047_1833848466_n「売るだけやのうて、たまには食おう」

 川漁師のリョウさんが、タバコを一服しながらエツコに云った。
 作業ズボンに紺色のシャツを着て、いつもの頭巾を巻いている。
 そういえば四万十のうなぎを獲ってばかりで、ずいぶん食べていない。白焼きにタレ、お寿司、うなぎ、うなぎ、考えるとよだれが出そうだった。
「うなぎかえ?」と、エツコが訊いた。
「友だち連れてきいや」
 リョウさん、女の子に囲まれて飲みたいらしい。
「男の友だちでもええの?」と、わざと云ってみる。
 エツコは、リョウさんの横に座って顔をのぞき込んだ。
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「近いき。女の子の友だちや。おっさん連れてきなや。女の子やったあら四万十の、ざまなうなぎくわしちゃるけん」
 リョウさんはそう云うと、タバコを地面でもみ消しコーヒー缶に吸い殻を入れた。
「やったぁ」と、エツコは子どものようにはしゃいだ。
「高い店は無理や」と、リョウさんは云った。
「ほなら『誠道』がえいな」
 エツコが四万十に着たお客さんを連れて行く店だった。あそこなら、安く美味しいうなぎを食べさせてくれる。
 仕事を早く切り上げて、うなぎ三昧だ。ゆうちゃんを呼ぼう、とエツコは思った
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「漁師さんは、毎日、うなぎとか川魚食べてるのかと思った。アオサとか」と、ゆうちゃんが云った。
「そんなわけないやろう」と、リョウさんが云った。
「テレビで漁師のまかないって、料理番組見たことあるんだ。大きな鍋でぐつぐつとアンコウとかメヒカリとかいうサカナを食べてた。なめろうとか」
「それは、千葉の漁師やろ。千葉の漁師も毎日食うてないと思うで」と、エツコが云った。
「俺は、普通に、唐揚げとか天ぷらとか食ってるけん」
「アブラもんばっかりやんか」と、エツコが云った。
 ビールで乾杯。
 リョウさんが嬉しそうにスマホで、エツコとゆうちゃんの写真を撮ってくれた。
「写真、ちゃんと送ってや」
 云わないと、リョウさんは写真を撮るだけである。
「送った?」
「後でや」
「送れ!」
「献杯するぞ!」と、エツコが云った。
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 献杯と返杯は、土佐のしきたりだった。目下の者から杯を差し出し、挨拶をする。杯を受けたら飲み干して返し、今度は返された方が飲み干す。これを延々繰り返すのである。一度、献杯されたら、大変なのだった。

 お銚子の注ぎ口からではなくて、ちょっとずらして注ぐ。お酒の切れが悪くてこぼれそうになるけど『縁が切れる』と、土佐では注ぎ口を使わない。
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 うなぎの白焼きと寿司がきた。
「豪華や。今夜はせんべろ探検やなくて、冒険や」と、エツコが云った。
「まだ、せんべろやってるんか?」と、リョウさんが訊いた。
 リョウさんはうなぎの白焼きを旨そうに食べ、酒を飲んだ。
「やっちょる」とエツコが云うと、
「うちも仲間に入れてよ」と、ゆうちゃんが云った。
「返杯や」と、リョウさんが云った。
 今度は、エツコが受ける番だ。飲み干すと、献杯。返杯。献杯・・・。
「献杯や」
 ゆうちゃんの杯に、エツコがお酒を注いだ。
「味わって飲もうよ」と、ゆうちゃんが云った。
「酒は、味おうて飲むもんやないき」と、リョウさんが云った。
「倒れるまで飲むもんや」と、エツコが云った。
 横浜から移住してきたゆうちゃんは、たまに、ついて行けなくなる。でも、楽しい。と、ゆうちゃんは思っていた。ここの人たちは、本当に陽気なのだ。
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「川漁師って、面白い?」と、ゆうちゃんはえっちゃんに訊いた。
「仕事やで」と、リョウさんが云う。
「おまさんに、訊いちょらん」と、ゆうちゃんが云った。
「自然が好きやけん。答えにならんかもしれんけど」
「返杯や」と、リョウさんがえっちゃんの杯に注ぐ。
 リョウさんは、酒に強いのか、そんなに酔っている風には見えなかった。えっちゃんの方が、むしろ怪しい。

「ねぇ、せんべろ探検隊に入れてよ」と、ゆうちゃんが云った。
「入れたる。入れたる」と、リョウさんが笑う。
「なんかやらしいわ」と、ゆうちゃんが云った。
「献杯!」と、えっちゃんがゆうちゃんに注ぐ。
 こうして土佐の酒盛りは続くのだった。ゆうちゃんは、せんべろ隊に入るのか?
<取材 エツコ@パラダイス 記事 紙本櫻士@コピーライター>
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誠道(まさみち)
住所 高知県四万十市中村栄町24
電話 050ー5871ー0377
交通 中村駅出口2から徒歩18分
営業 17時から23時
定休日 木曜日
おごっていただきました。ありがとうございます。飲み過ぎの食べ過ぎ。ひとり5千円くらい?
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土佐せんべろ隊長 エツコ@パラダイス

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撮影 田原慎一

四万十『やきにくや』(高知)やくきにくやでやきにく。

ダメンズ、ダウメンズ。12022276_827016960729058_1347777393_o

「子どもん頃、四万十でよう泳いじょった」と、エツコが云った。
 昨日まで雨が降っていたが、今日は朝から雲ひとつ無い。早朝から、頭に頭巾を巻いたリョウさんの四万十川に舟を出していた。夜のうちに、コロバシ(仕掛け)にかかった獲物を収穫するためだ。細長い筒の仕掛けだ。

「赤鉄橋の辺りで昔は泳ぎようたが、川が深うていまは無理やき」と、リョウさんが云った。
「うちも、あそこで泳いでたけんよ」
「川は、年々変わるきに」
 川面にペットボトルが浮かんでいた。仕掛けの目印だ。観光客が来ると、四万十川に浮かぶペットボトルのゴミに見えるらしく、眉をひそめる人がいる。その度に、エツコは、あれはゴミやのうて仕掛けの目印や、と説明をした。
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 リョウさんがコロバシを引き上げると、テナガエビが大漁だった。
「こんウナギは小さいけん」と、リョウさんが放流する。
「今夜は、友だちと焼き肉や」と、エツコが云った。
「どこで?」
「やきにくや」
「中村の名前がややこしい店やね。でも、安うてうまい。せんべろ?」
「千円より、飲むと思う」
「エツコ飲み過ぎ」
「一昨日も、ざまな二日酔いやった」
 収穫したテナガエビが、バケツの中でごそごそと動いていた。ウナギは3匹ほど。今夜は、ほどほどにしよう。舟の上から、水面に映る山をぼんやり見ながらエツコは思った。
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結局、いつも通り飲んでいた。
「まだ、漁師やってるの?」と、ユウちゃんが聞いた。
「始めたばかりやき」
 横浜から四万十に移住してきたユウちゃんだ。もう、移住してきてから3年経つけど、まだ、東京弁が抜けない。たまに混じる無理に使う土佐弁が、可愛いとエツコは思っていた。ゆうちゃんとは、居酒屋のバイト先で知り合った。
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 『やきにくや』の店内は、煙でもうもうとしていた。帰ったら、全身やきにくになってるだろう。今日は、飲もう。と、エツコは思った。前の休肝日は、いつだっけ? と思い出しながら。
 カルビと塩タンを頼む。それと、生ビールお代わりだ。
「サエが戻ってきてるらしいで」と、ユウちゃんが云った。
 サエもバイト仲間だった。でも、大阪に出ていると聞いていた。
「二週間前、道路で喧嘩してた?」
 それなら、サエだ。間違いない。
「男?」
「キャバ嬢と」
「まだ、そんなことやってんだ」と、エツコは云った。
「すごかったよ。キャバ嬢が灰皿持って殴りかかってきて、サエがハイヒールで応戦してた。若い男の店員が止めてたけど、巻き添え食ってハイヒールで殴られてたな」
 そう云うと、ゆうちゃんはビールを飲んだ。
「話しかけんかった?」と、エツコが訊いた。
「無理やろう」と、ゆうちゃんが云った。
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 サエはエツコの後輩だった。小学校から高校まで同じで、子どもの頃からよく知っている。四万十川で一緒に泳いで遊んだこともある。
 中学の頃は手がつけられなかったが、いまは大阪に出て働いてると聞いていた。彼氏も後輩で、去年までは仲良く歩いていたのを中村でよく見かけた。

「焼き肉食べると、体が喜ぶんよ」と、ゆうちゃんが云った。
「ダメンズばかりに捕まるんやから、焼き肉につられんようにしときや」
 へへへ、とゆうちゃんが笑った。漫画みたいな笑い方だな、とエツコはゆうちゃんが笑うといつも思う。本当に、へへへって、笑うから。
 ダメンズって、女の場合はなんて云うんだろう?
「お代わり!」と、エツコが店員に向かって叫んだ。
「うちもや!」と、ゆうちゃんも。
 四万十せんべろ探検隊の活動も、続く。
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やきにくや
住所 高知県四万十市中村大橋通4ー15
電話 0880ー34ー2652
交通 中村駅から約1キロ
ひとり3千円くらい。
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全米せんべろ隊長 としゆき@カマス・ワシントン
盛岡せんべろ隊長 アキ@盛岡美人
土佐せんべろ隊長 エツコ@パラダイス

※行け! って感じのせんべろモデルはmaiちゃんです。感謝!!!
撮影 田原慎一

四万十『鈴』(高知)えいで! 四万十。

昼は漁師、夜はせんべろ探検隊長。406017_290046311092795_1270883369_n

 エツコが漁師を始めた。
 漁師と云っても、川魚を獲って暮らしちゃいない。四万十に来た人に、漁師体験をしてもらう仕事を始めたんだ。
「なんで漁師しゆうが?」と、友人たちに云われる。
「やりたかったけん」
 そう答えるしかなかった。突然、四万十川で漁師体験の仕事を思いついたんだから・・・。

「ええ天気やね」と、船頭のリョウさんが云った。
 リョウさんは頭巾を巻いて、Tシャツを着たおっちゃんである。陽に焼け贅肉のない体は、毎日、肉体労働をしているからだ。
「何、見ゆうが?」
 エツコが、スマホを眺めているとリョウさんが訊いた。
「せんべろ探検隊いうのがあるんよ。友だちのブログやけんど、暇つぶしに、ええで」
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「あ!」
「どうしたん?」
「弁当、忘れた」
「うちのがあるけん」
「こう暑いと食欲がのうなるき、シャキッとしたリュウキュウがえいなぁ。それとキリッと冷えたビール」
「弁当忘れたやつが、何云うが」
 そう云えば、リュウキュウ食べてない。リュウキュウとビールかぁ、とエツコもリュウさんにつられて思った。

 リュウキュウは、土佐独特の食材だ。琉球から来たから、リュウキュウらしいけど、よくは分からなかった。まぁ、美味しければええのだ。
 今晩あたり、中村の『鈴』に行けば、食べられるかもしれない。
 エツコがスマホに目を落としていると
「おはようございます」と、男の声がかかった。
 振り返ると、家族連れの若い父親が立っていた。
 さて、仕事だ。リュウキュウは、その後で。
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 中村の『鈴』に来ていた。
 
店は三十年以上やってて「疲れた」「やめる」が、最近のコウちゃんの口癖である。でも、きっとやめない。というか、やめないで欲しい。
 
『鈴』は、居酒屋なのかスナックなのか、分からないけど、そのごちゃごちゃなところも、エツコは気に入っていた。
 エツコはいつもの席に座り、カウンターに並ぶコウちゃんが作った料理を見渡す。その中にお目当てのリュウキュウもある。

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「獲物はどうやった?」と、コウちゃんが訊いた。
「ウナギがよう獲れた」
 コウちゃんが、リュウキュウをカウンターにトンと置いた。
 待ってましたと食べると、きちんと土佐の夏の味がした。嬉しい。
 生ビールをゴクゴクと飲む。
「旨い!」と、思わずエツコは叫んだ。
「男前やなぁ」
 コウちゃんは、腕組みをしながら云った。
「うちは女やで」
「みんなにエツオって、云われちゅうが」
「エツコや!」
 そう云うとビールを飲み干し、お代わりをした。体がビールを欲しがっていた。
「なんで、漁師のまねごとしゆうが?」
「うち、本気やで」
「活きのええやつ、持って来いや」と、コウちゃんが云った。
 たこの柔らか煮と、秋だから栗の甘煮を頼む。さらにビールがススムのだ。
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「土佐に、せんべろ屋ってあるんかな?」と、エツコが云った。
「なんや、それ」
「まぁ、ええ」
 みんなにどこを教えてあげようか。エツコは、ちょっと楽しくなってきた。
<取材 エツコ@パラダイス 記事 紙本櫻士@コピーライター>
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住所 高知県四万十市中村栄町22
電話 0880ー34ー1621
交通 最寄り駅は中村駅
ふたりで行って、ひとり2千円とちょい。居酒屋スナックです。
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